2016年7月11日月曜日

主役

こんにちは。サクラのひらおです。

私の子どもが小学生の頃、学芸会に行くと、会の冒頭で校長先生やPTAの会長さんが
「みんなが主役というわけではないのが残念ですが・・・」
というような挨拶をされていました。

校長先生たちの挨拶を聞きながら、なんでそういう風にしか言ってくれないかなあと
残念に思っていました。

学芸会が終わって、その日の晩ご飯を家族で食べるときは、きっと学芸会の話題になるでしょう。
そのときは、どんな脇役をやった子どもだって、家族の食卓の主役のはずです。。

校長先生の挨拶には、「ぜひ今夜は、晩ご飯の時に学芸会のお話を家族でしてくださいね」というひとことがついていればよかったのに、と残念に思えたのです。

野球にも、エースや4番バッターという、「チームの主役」の役割を担う子がいますし、
一方で、目立った活躍ができなかった子もいれば、試合に出られない子もいます。

でも、その子たちが家に帰って、今日の試合でゴロをさばいた話や、ファウルボールを追いかけた話、試合前のキャッチボールでボールが上手に取れた話を、鼻をふくらませて、一生懸命話してくれたら、やっぱりその子が家族の主役です。

子どもたちにとって、野球をやる喜びは、なにもグランドだけではないはずです。家に帰って、家族に野球の話を聞いてもらうこと、そこでちょっぴり威張ってみることも、大きな喜びの一つなのではないでしょうか。

昨日は大島連盟のママさんソフトボール大会でした。主役は、ママさんたちです。
家に帰ってから、ママすごかったね、と言われたり、おつかれさま、とパパからビールを注いでもらったりという光景があちこちのおうちで繰り広げられたのではないかと思います。普段聞き役に回っているお母さん方も、昨日は鼻をいつもより少し広げて、威張ってみてもよかったんじゃないかな。




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