2016年9月29日木曜日

野球チームの役割

みなさんお久しぶりです。サクラのひらおです。

ずいぶん更新が遅くなってしまいました。大会が続いているものですからというのは言い訳になりませんね。ちゃんと更新するよう心がけます。

さて、最近よく思うのですが、

野球チームの役割は何か

ということです。

これはなかなか難しい話で、なんとなれば、立場によって、人によってチームに求めるものはそれぞれ異なります。

野球を上手にしてほしい
勝てるチームにしてほしい
野球を楽しみたい
礼儀を覚えさせてほしい
あいさつができるようにしてほしい
体を強くしてほしい

など、いろいろです。
もちろんどれかひとつに絞らなければならないことではないのでしょうが、どれに重点を置くかでチームの動き方は違ってきます。

指導者は概ね誰でも、強いチームを作りたいと思います。
でも、それだけでは、控えの選手はどういう役割をそのチームで担うのでしょうか。まったく試合に出られないで卒業していく選手は、高校野球ではたくさんいます。でも、小学生の野球も同じに考えてよいのでしょうか。

どうも、強くするだけでは足りないように思います。勝利至上主義が批判されるのは、それによって他のことを軽視する風潮があるからです。

かといって、野球チームですから、極端な話、あいさつだけできるようになればいい、というのも変な話なのは、これも明らかです。

たとえば、もう時効でしょうから書きますが、とある中学校で、夏合宿に行って、いきなり選手全員に審判の練習をさせた監督さんがいたそうです。あとからものすごく文句が出たと聞きました。

答えに迷ったら、子どもの目線に立って考えてみましょう。
子どもは何を求めているのでしょうか。

好きな野球がもっとうまくなりたい

それが子どもたちの一番シンプルな思いではないかと思います。

野球が好きだ、うまくなりたい、そして勝ちたい、

ただ、子どもによって思いに濃淡がありますから、そこのところの多様性を認める包容力もチームには求められるように思います。

うまくなりたい、という思いを受け止めること、

そして、ひとり一人のその思いに目を向けて、うまくなるようにサポートしていくのが指導者、ひいては野球チームの本質的な役割かと思います。

その過程で必要ならば、規律も求めなければいけないし、人間関係がうまくいかないようであればそれをうまく解決していくことも必要でしょう。

ときどき見かけるのですが、ものすごく威張っている指導者も中にはいます。
監督というのは、メンバー表に選手の名前を書き込まなければいけない仕事です。そして、それは監督だけができる仕事です。ですから、あんなやつは使ってやらん、など、ある種の全能感のようなものを持っている錯覚に陥ることもあるのです。ただ、それは野球の指導者としての本質を忘れてしまった悲しい姿だと思います。

あくまで主役は子どもたち。
俺についてこい、ではなく、子どもたちがどこに向かいたいのかを確かめながら、チーム作りをしていく必要があるように思います。

もちろん、自省もこめて、です。




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